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世界初の海底電信ケーブルは、1851年にイギリス〜フランス間のドーバー海峡に、1866年にはイギリス〜アメリカ間を結ぶ大西洋横断ケーブルが敷設されました。
当時から海底にケーブルを敷設する技術が確立されていたのです。
日本は1871年(明治4年)にウラジオストク(ロシア)~長崎、長崎~上海の海底電線が敷設されましたが、これはヨーロッパと上海を結ぶ通信網を陸上で結ぶのを中国(清国)が拒んだための代替案でした。
日本は幸運にも思いがけなく国際通信網に組み込まれたのです。
今では海外との電話やメールはもちろん、映像中継やインターネット、SNSのやり取りも気軽に行えるようになりましたが、その国際通信の99%は、海底を走る光ケーブルにより伝送されています。
ケーブルの敷設方法ですが、日本側と外国側の両岸からケーブルを敷設しながら船が出航し、沖合で出会ってケーブルを接続するのです。
ケーブルが切断した場合、切断カ所を特定し、錨に引っかけて引き上げ再接続します。
第三国の海洋観測船が海底の測量をしていますが、ケーブルの位置を確認し、いざという時いつでも切断するためと、通常時からデータを盗み見するためのようです。