TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > カツオ(鰹)とマグロ(鮪)
マグロは縄文時代【1万6000年~3000年前くらい】の貝塚から食べた骨が出てきます。
マグロは、船の上から見ると背が黒く、海を泳ぐ姿が真っ黒な小山に見えることから「真黒(マグロ)」とされます。
鎌倉時代(西暦1192~1333年頃)には、鮪の赤身が獣の肉に似ているため「宍魚」と書いて「シビ」と呼んでいました。
シビという言葉が「死日」を連想させるため武士は食べなくなり、「勝つ魚」である【カツオ】に人気が集まりました。
カツオは干すと硬くなるので『カタウオ』と呼ばれ「堅魚(カツヲ)」という表記となったのです。
江戸時代まで、鰹も鮪もすぐに傷んでしまうので高級魚ではありませんでした。
現代ではコールドチェーンが充実して、冷凍・冷蔵技術が進歩したので脂身がのっているトロが珍重されるようになりました。