Pua Mae ‘Ole Hula Studio | 日記 | 精霊の宿る木「コアウッド」

「コア」とは、ハワイ語で「勇気」「勇者」の意味を持つ言葉で、今でも地元の人々からは、神聖な木として知られています。

ハワイに広く生息するコアの木は、アカシア属のなかまでハワイ固有の植物あり、30メートル前後まで高くなり幹の太さは15メートルにもなる大木へと成長していきます。

先住民は、この木の林を”プルクプル”と言う神様の物であると信じ畏れていたという、言い伝えがあるそうです。

耐久性に優れているコアの木は、カヌーやサーフボードを作る際に用いられることが多く、材料として切り出す時は、沢山の供物が捧げられ崇められてきました。

神聖なる木として長い間、貴重とされてきたコアの木は、古代ハワイの王族たちしか持つことを許されない、特別な樹木でもありました。

王族はコアの木で、家具や宝石箱を職人に作らせていました。

また、コアの木は外観がとても美しく優れた共鳴性を持つことから、「ウクレレ」の材料として使用されています。

今では、希少価値の高い木材となりました。

私も、先日のカフラホアで、コアウッドのワークショップに参加して、ネックレス作りに挑戦してきました。