TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 平安時代のお酒
大河ドラマの藤原兄弟はお酒好きで糖尿病のようでした。
神話の時代から天岩戸の前での宴や八岐大蛇の伝説からお酒は神事や政には欠かせないものでした。
奈良時代後半から平安時代にかけて、宮中での酒造りが確立し、行事毎に違うお酒が提供されました。
延喜式(927年)には、造酒司による15種類のお酒の仕込み、配合等が詳しく記述されています。
① 御 酒(ごしゅ):冬に仕込み、4回濾す、甘口で酸の少ない澄み酒
② 御井酒(ごいしゅ):初秋の仕込、濃厚甘口の澄み酒
③ 醴 酒(れいしゅ):汲水の代わりに酒を使う盛夏用の甘い酒、味醂・白酒の原型
④ 三種糟(さんしゅそう):麦芽・米麹を併用、うるち・もち・モチアワを用いた味醂系の酒
⑤ 白酒・黒酒(しろき・くろき):新嘗祭(にいなめさい)用の酒。久佐木灰(くさぎばい)を入れたものが黒酒、入れない方が白酒、共に大篩(おおふるい)で濾過した。
平安貴族で下戸の人はどうしていたのでしょうか。
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