TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 黄砂
駐車中の車に黄砂が付着していますし、洗濯物も外に干せなくなってしまいました。
一昔前に「春霞」と言われていたものの正体は黄砂のことだそうです。
黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象を指します。
日本における黄砂現象は、春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。
黄砂現象発生の有無や黄砂の飛来量は、発生域の強風の程度に加えて、地表面の状態(植生、積雪の有無、土壌水分量、地表面の土壌粒径など)や上空の風の状態によって大きく左右されます。
黄砂の粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子(粒径が10マイクロメートル以上)は重力によって速やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数マイクロメートル以下)は上空の風によって遠くまで運ばれます。
遠くは太平洋を横断し、北米やグリーンランドまて飛んでいきます。
日本の古文書にある泥雨、赤(紅) 雪、黄雪のことで、江戸時代に編纂された「本朝年代紀」という文献 には、文明9年(1477年)に北国に紅雪が降ったとの記載があります。