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沖縄の万座毛の海岸にクサトベラの灌木が生えていました。
クサトベラは海岸の砂浜や隆起珊瑚礁上に生える常緑低木で、日本では薩南諸島以南の南西諸島・小笠原諸島に広く分布しています。
ハワイの海岸に咲くこの花はビーチ・ナウパカと呼ばれ、花弁が下半分しかなく、同様に花弁が半分しかないマウンテン・ナウパカの花と合わせてはじめて完全な花になるという伝説があります。
また、海のナウパカは塩害に強く、砂防用として植えられているのです。
ナウパカはオーストラリア原産で海流に乗り太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯地方に拡散しました。
花弁が上にしかない山のナウパカはハワイで突然変異を起こした固有種です。
沖縄で見るクサトベラは花弁が下半分にあるものです。